2010年11月21日

四季を彩る

先代が花屋であった為、幼い頃から、私のまわりには
いつも、花木や花々があり、美しく、咲き誇っていた。


しかし、それは、あくまでも大切な商品であり、
愛でたり、自宅に飾って楽しむ余裕など、
全く無いことが常であった。

20歳の頃、やがて、役に立つであろうと、
茶華道の先生に師事し、幾度となく稽古に通ったことを
今になって、なつかしく思い出すのであるが
あれから40年…。
まさか、こんなに興味深く「花を活けること」
身近に感じるようになるとは、想像だにしなかった。


四季をふり返れば
この趣味と特技を活かし、フューネの各会館において
お客様へのおもてなしの一環として
「季節の花」や「一服のお茶」をテーマ
しつらえ、お迎えの裏方を務めてきた一年でもあった。

春、夏、秋、冬と美しい自然に恵まれている、この国の風情ではあるが
その中でも、秋、特に晩秋の風景は格別。


せつなさ、わびしさに、心を引きつけられるものである。

花材として、ススキ、女郎花、藤袴、大好きな吾亦紅などが
市場に並んだ瞬間、創作意欲が高まる、かず君なのだ。


そして、作品が完成すれば、その一つひとつに命名するのも楽しいもの。
「里山の晩秋」「秋風の響き」「秋深し朝の夢」「枯野の虫の音」…等々
できあがりの後、想いのままに作品名を付け、館内のあちこちへと飾る。

お客様が目に留め、心に留めてくださった時は、
かず君、ヒジョ~に、ウレシ~イ!目がハート


時には作品の前で
「この季節の花を、柩に手向けて、送りたい」などと口にされる
ご遺族もおいでになり、花束にしてご用意をすることも。
お役に立てて、最高に嬉しい瞬間である。

別れの日、故人の生きた証としても
季節の彩りは大切なものだ。


そして、何より、ご遺族にとっては
メモリアルとして、めぐり来る季節の始まりなのである。


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この記事へのコメント
 同感です。
 
 花屋には一年中綺麗な花が有りますが
 その時々の季節に合った花に出会うと
 ホッとします。

 もし、私の葬儀の時にもその時の季節の花を
 是非手向けて欲しいものです。 

 そして、その花を目にしたら私を思い出して
 下さい。そんなメッセージを込めて・・・
 
 
Posted by はとポッポ at 2010年11月22日 21:34
はとポッポ 様

コメントをありがとうございます。

今朝も、早くから花市場で
お花を仕入れ、会館に飾りつけました。

お客様に「ホット」していただけるよう
これからも
お手伝いさせていただきます。
Posted by 葬儀屋かず君 at 2010年11月22日 23:53
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